多摩の自然と歴史と日本で唯一がある公園

紅葉 趣味と日常

むさしのの都立公園

土曜は高速も割引だし、紅葉を見にゆきたーいと思い道路情報をみたら、事故と渋滞の連続でその気がすっかり失せました。そこで、徒歩20分のところにある標高80メートルの浅間山(センゲンヤマ)に登ってきました。地元の紅葉はまだまだだけど、その山は子供のころ、クワガタやカブトムシを捕まえに行った自然豊かな山です。当時は歩道もできていなかったため、獣道みたいな所を登って行った記憶がありましたが、今ではしっかりと管理されていて、お散歩にはちょうどよかったです。どんぐり

府中市の浅間山(センゲンヤマ)

地元で浅間山として親しまれている場所は、堂山、中山、前山と三つの山で形成されていて、現在は都立公園として管理されています。多摩の大地にぽつんとあるのは、古多摩川や他の河川で削られてゆき、高い丘として残った部分だからだそうです。1352年には足利尊氏と新田義興・義宗兄弟が両家の命運をかけて戦った古戦場でもありました。また戦時中は、陸軍の火薬庫代わりに使用され、戦後に地元に払い下げられ公園として開放されました。今では浅間山自然保護会や府中野鳥クラブなどの協力を経て保全されています。浅間山公園案内図

日本唯一の自生地

浅間山は、絶滅危惧種「武蔵野黄菅(ムサシノキスゲ)」の唯一の自生地だそうです。この花はユリ科で5月の上旬~中旬にかけて黄色い花を咲かせます。今は花の季節が終わっているので見ることはできませんでしたが、開花時期になると街道に面している所でも、鮮やかな黄色に咲いた花を楽しむことができますよ。地元の方々がこの花を守っていてくださっているので、絶滅危惧種でありながら、毎年たくさんの花を咲かせているんですね。
浅間山の自然

御手洗神社(みたらいじんじゃ)

登り始めてすぐの場所に、みたらい神社があります。湧水がある水神社です。確かに湧いているようですが、かなり量は少なかったです。湧水はその年の天候によっても影響を受けるので、現在は少なめなのかもしれません。祭神は弥都波能売神(ミズハノメノカミ)で日本を代表する水の神様です。ちょっと暗めの場所にあり、雰囲気抜群でした。御手洗神社

人見浅間神社(ひとみせんげんじんじゃ)

三つの山の堂山の頂上にある神社で、祭神は木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤビメ)です。日本神話に登場する女神で、とても美人だったそうですよ。安産や子育ての神とも言われています。富士山を神体山として、富士本宮浅間神社とその配下で日本国内の浅間神社に祀られています。浅間山の神社は、小さな石堂があり、そこには鉄の扉がついていました。創建年月不詳となっていますが、錆び付いた扉と石に刻まれ風化した文字は、長い長い年月を現しているようでした。お賽銭箱もあるのですが、それよりなにより山ほどお供えされていたのは、「ドングリ」です。なんとも印象的で、親しみのある浅間山らしく微笑んでしまいました。人見浅間神社

浅間山の自然

私が登って来たのは、女坂と言われる比較的なだらかな坂で、頂上の神社からは横手にあたります。神社に別れを告げ、帰りは正面の階段を下りてゆきました。この階段もきっと作られた当時からほどんど変えられていないのではないかと想像できるような古いものでした。かなりの段数があり目を離したら転げ落ちるそうで、常に足元注意でした。階段で一気に下り、後は浅間山の周りを一周するように作られた遊歩道を自然を感じながらのんびり半周し、帰りの街道に向いました。
次に登るのは、そう遠くないと思うけど。やっぱり日本で唯一の自生地に咲くムサシノキスゲを見たいよね!
浅間山神社鳥居女坂

むさしのの都立公園(浅間山公園)ホームページ

<浅間山へのアクセス>駐車場無し、駐輪場はあります。
電車だと中央線の武蔵小金井駅下車、南口から<東府中>ゆきに乗り<浅間山公園>下車が便利です。

☆☆ストレス解消に良いのは?☆☆

  1. 自然が多くある場所に行く。
  2. マッサージをする。

リンパドレナージュで癒されてください
リシアンサスのホームページ

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